地域創生委員会 委員長 江藤正博
「はじめに」
日向青年会議所は、2022年9月に創立60周年を迎えました。これもひとえに、先輩各氏の熱い情熱と努力、そして地域の方々や同志とのバディシップがあってこその今日であります。
その伝統を次代へ繋いでいくことが今の日向青年会議所で活動する私たちの使命であり、この大きな節目に今一度、私たちに関わる全ての方に感謝と敬意を表すと共に、先輩各氏の創り上げてきた歴史を未来へ繋げ、この地域と人々に希望をもたらす変革者として持続可能な日向青年会議所の方向性を示します。
1 「人財育成事業」
私たち日向青年会議所は、60年の歴史の中で多くの人財育成事業を行ってまいりました。
多くの他者と繋がる機会を数多く創出することは、利他の精神を養うことに繋がります。また、相手を思う心を醸成することは人間力の向上へと導いていきます。さらに地域の魅力を認識し発信することができる人財育成することにより、地域に新たな可能性を生みだします。
これらのことをふまえ、本年度、地域創生委員会では、人財育成事業として、地域の青年経済人や次世代を担う子どもたちに、体験活動を通し地域の課題を共に考えることのできる機会を提供し、日向市の将来を共に担うことのできる人財の育成を行います。
2 「防災・減災事業」
近年、全国各地で想定を超える自然災害によって甚大な被害が発生している中、2022年9月に発生した台風14号は、日向市にも多大な被害を与えました。私自身も地元の消防団に所属しており、今回の被害状況を確認しました。その中で、予測不可能な自然災害を想定し、防災・減災に取り組むことが大切であると確信しました。
それには災害発生時に私たちが自発的に行動できるよう、日頃から災害について危機感を持ち、常に防災、減災について学び続けることが必要であります。また、それと同時に災害発生時に実働を伴った支援ができるように行政、他団体との更なるパートナーシップの強化が重要になります。そこで本年度は、地域との連携を更に強化し、体験型の防災事業を行うことで、地域の方々の防災・減災・支援活動への意識醸成を行ってまいります。
3 「SDGs事業」
私たちが住む日向市は、海があり山があり、自然豊かな魅力あふれる地域でもあります。いつも見ている当たり前の景色は、これから先も同じ環境にあるとは限りません。日向市という魅力あふれる地域を持続させていく為に、私たち一人ひとりができる事を積み重ね、この自然豊かな地域を次世代の子どもたちへと繋げていく必要があります。
日向青年会議所は、公益社団法人日本青年会議所が2019年にSDGs推進宣言を行ってから5年目になる本年度は、SDGsの認知を広げるだけでなく、2030年までに何ができるかを行動で示すステージであると考えます。
SDGsは、17の大きな目標があり全ての目標を網羅できないかもしれません。しかし一人ひとりがSDGsについて「自分ごと」として「主体的な行動」をする事により、持続可能な地域を目指すことができると確信しております。
そこで本年度は、日向青年会議所が中心となり地域の青年経済人と共に、地域に対して新たな魅力や想いを届ける事業を実施します。
事業計画
1 人財育成事業
2 防災・減災事業
3 SDGs事業
一般社団法人日向青年会議所 地域創生委員会 委員長 江藤正博